INTERVIEW

LEGALBACKSを活用した会員の成果。

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蔵田陽一様
税理士

開業初年度に40社以上の顧問を獲得した税理士事務所

開業初年度に40社以上の顧問を獲得、年商1000万円を超えた事例
インタビュアー(以下、「イ」):今日はよろしくお願いいたします。ご質問させていただきますので、ざっくばらんにお答えいただけたらと思います。まず初めの質問なのですが、いつ頃資格という分野に興味を持たれたのですか?

蔵田陽一さん(以下、「蔵」):二十歳ぐらいのときに1回、税理士のところでアルバイトをしていたことがあったのですが、これまでイメージしていた税理士と違い、帳簿つけるだけじゃなくて、企業に関わる仕事なんだと印象を受けました。その時から、税理士自体にちょっと興味を抱きました。

あと最初の会社に入ったんですけども、けっこうすぐに辞めて、再就職もいろいろと大変で、そういう中でなんとなく「資格かなあ」みたいな感じがきっかけでしたね。まあ独立していこうとは思ったんですけども、単に普通の会社やるのは滅茶苦茶厳しいんで、「まずは資格」みたいな感じでした。

あとは、ちょっと話変わりますが、それまで大学くらいまでの経験だとアルバイトでもなんでも結構チヤホヤされてきたのに、普通の世間の荒波に出ると、営業がものすごく厳しくて。そういうときにああいう税理士になれたらなあ、と。実際、例えば大家さんの態度も違うわけですよね。

部屋を借りに行ったときに何業ですか?って聞かれたときに税理士です言えば「どうぞ、どうぞ!ここ無茶苦茶いいんですよ!よく考えていただけませんか?」みたいな、そんなことって結構あるわけです。

経営やビジネスなので、当然自分の実績でブランドを築くのが本道なんですけど、ズルというか、ショートカットというか、そういうのがあったら手っ取り早いなと。二十代で3回思いましたね。大学でバイトしたときに思ったし、自分で営業したときに思ったし、会社辞めたときに思ったし。

イ:では、実際に就職されたときには、税理士とはまったく関係のないお仕事を?

蔵:そうですね、アクセンチュアというコンサルティング会社に就職しまして、そこは資格は関係ないですね。ただ辞めたあとの就職活動のときに資格がない。

イ:その後資格を取ろうとされたわけですね。では、その数ある資格の中でも税理士を選ばれたのは、どうしてなんでしょうか?

蔵:まあ士業ならどれも大丈夫だと思うんですけど、自分がやっぱり理工系だからってわけじゃないですけども、数字に強いっていうのと、収益に継続性があったということでしょうか。
勤めながら独自に仕事を取る、という形で起業。
イ:蔵田さんが開業された経緯を簡単に教えていただけますか?

蔵:30歳までに独立しようと思ってたんですけど、32まで資格が取れなかったんで、32歳のとき、取るや否やすぐ開業しました。経緯的には、最後の会社は、開業をにらんで週四日勤務の会社にしたんですね。給料、安いんですけども(苦笑)

イ:週4の会社に勤務されたのは、勉強のためにですか?

蔵:最後の試験を受け終わってから就職しました。まあ受かってるなという確信と、子供が小さくて大変だったのでそういった理由もあります。あとは、独立するとき営業できないときついので、最初から週4の会社を選んで入って。その後は目論見どおり受かりました。所長の機嫌のいいときに登録して、しかも開業登録にして(笑)。もちろんちゃんと許可は取りましたけどね。

「水曜日は営業します」とか、「勤務時間中も電話取らせてください」みたいな感じでお願いしていました。それで2008年5月に税理士登録して、働きながら土日と夜遅くの時間を使って仕事をしました。夜が多かったですね。その後、営業して、12月には人を雇えるぐらいになりました。結局12月ぐらいに回せないぐらいの仕事になったので辞めました。正式に辞めたのは1月ですけどね。

イ:正式に独立される前にスタッフさんがいたということですか?

蔵:そうですね。11月ぐらいまでは家でひとりやってたんですね。全然回らなくなってしまったので・・・。貯金もなく、家族もいたので、リスクを考えて勤めながら同時に経営していた感じでしょうか。

イ:会社に勤めながらも営業をうまくいかせたコツは何ですか?

蔵:それはもうホームページですね。ホームページを6月ぐらいに必死に作って、そこにリスティング広告をお金払って。DMとかもやったんですが、あまり客質がよくないのと、お金がかかって大変なんでネットに力をかけていました。DMは一応冬ぐらいまでやってましたね。反応は取れてはいたので。

このときもまだ勤務していて。ホームページ見て電話かかってくるんで、その電話は取らないと仕事にならないので、その電話は取らせてもらってたんです。

イ:実際に開業されてから大変だったことはありますか?

蔵:まあ、やはりスタッフ採用でしょうね。12月に頼んだ人は、けっこう税務が出来なくて、申し訳ないけどそのスタッフは退職することになりました。2009年2月に今の職員が入社しました。

大変なことといえば、そのほかでは仕事の平準化です。税理士、誰でもそうですけど、1月から5月がけっこう忙しくて、夏は仕事がないことも。うちは夏休み3週間とかですね。

いろいろ時間給とかで変動はしているんですけれど、あんまり変動するとスタッフが食っていけないってことで、対策は考えています。採用広告のページも12月、3月もお断りですと書いたりとか、あと新設法人取って来たら好きな決算月に入れて、出来るだけ決算の件数を毎月同じようにする。その2つですね。

イ:いろいろご苦労もあったと思うのですが、今はいかがですか?

蔵:今はもうスタッフがほとんど税務をしていますね。税理士はほとんどそうなんですよ。時間にして8割ぐらいは職員でできてしまうのが実情です。ですから、事務所によっては、お客様が所長とは1回も会ったことがないということもあります。

私は暇はしてないで、どういう会社にすべきだとか、どういう中小企業にすべきかだとかに時間使ってます。そういう意味では、税理士は1回軌道に乗ると職員が育てば、所長はプレーヤーとしてやる必要はないといえます。事務所の売り上げの増加をを所長がやれば良いと思います。

まとめると、全体的なクオリティアップですかね。ちゃんとチェックリストを作ってとか、職員教育をどうしてとか、事務所のクオリティ上げて・・・というようにクオリティ上げれば紹介は当然増えていきます。

私自身苦労したことといえば、最近は職員はどの段階で増やすか悩んでますね。バイトにするか、外注にするか、派遣にするか、社員にするか。増えるとは思うんですけども、どれぐらい増えるかわからないので。社員にしたけど、暇でやることないような状況になってしまうと、お互い良くないと思いますので、慎重にやりたいところです。税理士事務所のスタッフに、他のことをさせられないですよね。会計事務所職員って営業とか、外回りとか、あんまり好きじゃないですね。
マーケティング、ビジネスモデルの網羅性に驚いた。
イ:LEGALBACKSを知ったきっかけというのは、どういう形ですか?

蔵:前からちょっと知ってはいたんですけど、インターネット広告とかで。そのあと、見田村(※)さん主宰のチャリティーセミナーに行ったんですね。そのときに横須賀さんが講師されていて。その後メールマガジンに登録して、しばらくメルマガをとってたんです。入りたい気持ちはあったのですが、開業した当初は全くお金がなかったんで入れなくて・・・。

※日本中央税理士法人 代表社員 税理士の見田村元宣氏。横須賀輝尚と共同でセミナーを行うことも多い。

でも、ある程度の決算の見込みができて、ホームページから取れていたんですけど、そのあと値上げをどうやっていこうとか考えていました。当時から売り上げ増加のコンサルティングを受けてたんですけど、やっぱり士業らしいノウハウが必要だなという思いもあり、入会を決めました。ひとりでやってると、やっぱりわからないことが多いですね。「これが正しい」と自分が思っていても、間違っていることって結構あります。客観的に見れないんで、そういう意味でもとても重要だと思いました。だから天才塾のスカイプ相談とかね、メール無制限とか、とても魅力的にみえましたね。

イ:ご入会いただいた最初の印象はどんな感じでしたか?

蔵:メールがえらい速く返ってくるなぁ!本当にやってるんだって思いました。ダマシとか嘘じゃないんだって。最初はちょっと重い質問ばかりしすぎて、大変そうだったんですけど、細かく質問するようにして。とにかく早いです。

イ:はじめにLEGALBACKSに興味を持っていただいて、サイトをご覧いただいたと思うのですが、その中で入会しようと思ったのは何でしょうか? 相談があるというのもひとつだと思うのですが。

蔵:やっぱり教材の内容がありますよね。10時間ぐらいでしたっけ?

イ:はい、10時間の音声と合計300ページくらいのカリキュラムがあります。

蔵:カリキュラムは、1日1コマ1時間ずつくらい聞いていました。その中でやっぱり全部入ってるのがとても良いと思います。自分でできるところと弱いところとあるわけです。ある程度成長できていても、何か足りないんじゃないかみたいな・・・不安があるわけですよね。で、これを聞けば大概のところは補えるかなっていう感じがあります。

例えば、私の場合、もちろんホームページからのセールスは得意だったんですけど、さらにセールスレターの勉強が進みました。また、弱点の強化という意味では、私はアナログとか名刺とか弱かったのでそこを補強することができました。

こうした面がありますが、特に弱いところが伸びます。弱いところが0から8になるほうが、強いところが9から10になるより効果がでかいので、そういう考え方ですね。

イ:お申し込みいただくときに何か不安な点はありましたか?

蔵:本当にそんなサービスができるのかっていう不安はありましたね。メール無制限、本当かよって(笑)でも実際は違いました。本当にきっちりやられていますね。

イ:お申し込みいただく際に他のサービスと比べたりはされましたか?

蔵:あまり比べてはないです。他にもコンサルティングを受けたりしていましたが、LEGALBACKSは自分に必要、と考えて入会しました。強いて言うなら税理士さんがなんかDVD教材なんかを数万円とかで売っていると思うんです。でも、当時お金がなかったのもありますが、DVD1枚、レジュメ数枚で2万円とか、そういう教材にお金はかけられなかったので、料金的にもかなりLEGALBACKSは良心的だと思います。
あと本は見ましたけどね。世の中で売ってる本は買って、という感じです。税理士開業ノウハウとか1500円程度の本。そういうのは全部読みましたけど。税理士法人アクティブイノベーションの大井さん、あと山本憲明さんの本とかですかね。

イ:横須賀の本とかは・・・(笑)

蔵:もちろん、それは即座に、真っ先に読んでいました(苦笑)。たしかチャリティーセミナーで資格起業家になるを買わせていただきました。2008年3月のチャリティセミナーに参加させていただき、その後8月の名古屋セミナー行きました。チャリティーセミナー行って、本を読んで、8月のセミナーに行って。本当はすぐに入りたかったんですが、お金がなかったんで入れなくて、11月にお金ができたんで入ったという感じですね。
自分の幅が自然に広がっていくのがわかる。
イ:先ほどの質問と少し重複してしまうんですけれども、横須賀の10時間のカリキュラムを毎日1時間づつ聞いていただいて、印象はどうでした?

蔵:予想どおり網羅性がありました。例えば、セールスライティングとか自分である程度できると思っていたところでも、まだ改善の余地がありました。あと体系化されてるのが良いと思います。経営天才塾(現LEGALBACKS)の名のとおり、経営理論的に体系化されてる。そこは私しか感じないかも知れないですが・・・ただ理屈っぽいのが好きですからね(笑)。

イ:毎月のセミナーは、ご参加いただいたり聞いていただいたりしていると思うんですけれども、内容はいかがですか?

蔵:私は通信専門で。ほとんど聞いてます。すぐに役立つという観点で選ばれていますのでたまに違う方向も勉強になります。それで自分の幅が広がっていくのがわかりますね。自分じゃ申し込まないんだろうけど、でも聞いてみると、こういう要素も必要だったみたいな。それがいいですよね。それは雑誌の定期購読と同じで、何とか号だから買おうというんじゃダメで。定期購読してて全部読もう。それで幅が広がるような感じ。こういう感じで雑誌の定期購読と同じような発想ですね。

イ:LEGALBACKSは士業の方以外の先生もいらっしゃいますが、そういうところどうでしょうか?

蔵:聞いてますよ。この間のリスティング(※)などはよかったです。私はリスティング広告にはかなり強いほうのつもりですけど、それでもやっぱり2割ぐらいは知らないことありましたし。

※2009年10月は「リスティング広告」をテーマに株式会社びりかんの信國大輔先生に講演をお願いいたしました。

イ:スカイプ相談をご利用いただいている感想はいかがですか?

蔵:メールだと複雑すぎたりですね、ものすごい微妙なものですね。そういうのってやっぱりメールじゃ話せないんで、スカイプ相談は必要ですね。

例えば、方向性、理念的なものですね。なんか攻め方というか、ホームページをどうしたらいいでしょうとか、こうしましょうとかは複雑だとメールじゃ難しいかも知れないですけども、そういうのは別に文章でアドバイスをもらえればなんとかなります。ただ理念系は発想なんで、それはメールじゃ伝わらないですね。お客様にどうなってもらいたいとか、会社の理念やビジョンをどうするか、というのは。

イ:スカイプを使われるのは初めてでしたか?

蔵:そうですね。もしかしたら導入にちょっと壁があるかもしれません。ただ、実際はそこまで難しくありませんし、慣れだと思います。ちなみに私の場合、iPhoneをつかっているんです。そのままスカイプ使えるんですよ。どちらにせよスカイプの導入はお金もあまりかかりませんし、スカイプを導入してもやってみる価値はあると思います。
素早いレスポンスで迷いがなくなる。仲間作りが実現できる。
イ:LEGALBACKSの良い点を3つ、あれば教えてください。

蔵:横須賀さんと相談できることがまずひとつですね。超レスポンスでね。あとはLEGALBACKSを通じて、将来的なコラボレーションにつながるような良い士業に出会えることです。これが2つ目ですかね。

もう1つは、やはり網羅的な情報でしょうね。自分ですべて調べるのって、ものすごく大変なんです。自分に必要なものだけ自分で拾える。網羅性ですね。あとビジネストレンドをね、捉えて話してくれるんで、そこは楽ですよね。リスティングはこう変わっているとか、この次は何が来ているとか。時々ある特別セミナー(※)などもそうです。そういうのは、雑誌とかニュースとかでは手に入んないですから。その3つですね。情報自体は、ニュースとかでわかるので、このビジネスの流れがわかるというのも大きいですよね。

※LEGALBACKSでは不定期に特別セミナーを開催することがあります。

イ:今後、天才塾にさらに望まれることや、改善点などありましたら教えてください。

蔵:今でもありますが、モデルケースがもっとあればいいでしょうね、やっぱり。先生がひとりでやって、業務を自分で100%するパターン、バイトひとりだけのパターンとか、モデルがもっと増えていくと良いと思います。

いくつかのパターンとかで、こんなうまくやってる事務所のような紹介があるといいですかね。離職率や顧客満足度が指標になると思います。私自身は、みんな5時で帰ってベースアップもあるっていうのが理想的な事務所です。

あと要望としては、私はかなり使用率高いほうなんで、これ以上はわがままになってしまうかもしれませんね(笑)。

イ:LEGALBACKSに入会しないほうがいいという方は、どんな方だと思われますか?

蔵:まるまる頼る系の人はダメですよね、やっぱ。何十万も払って、なんかやってくれるサービスじゃないわけですから、基本的には自分でやる前提で、プラスその手助け、知識なわけですからね。基本的には士業で独立独歩でやろうと思ってるわけですから、自分でやる上で、さらにより高みというかね。

例えば、私の場合で言えば、最初から頼まないですよコンサルは。それは自分で四苦八苦して売上を伸ばせるところまで行こうと思うからですね。で、上がったところで、それを頼んで効率化するんですけど、初めから聞いちゃうと、自分で成功できたのかどうかわからなくなってしまうわけです。少なくとも自分でやるという強い意志・・・そういうのはほしいですよね。

イ:頼りきりじゃなくて、ご自分でやろうという意思が・・・

蔵:そうですね。まるまるやってほしいっていう人は止めたほうがいいですね。

イ:入会を迷ってる方もいらっしゃると思うんですけれども、そういう方に何かアドバイスみたいなものがあったらお願いします。

蔵:1万5千円ですから、そういう意味では迷うこともあるかと思います。でも返金保証があるわけですし、試しにやってみたらどうでしょうか、ということですよね。少なくとも期待以上のリターンというか、サービスは確実にあります。

イ:ありがとうございます。

蔵:本当に横須賀さんがメールをバンバン考えて出してくれるということでしょうね。ご本人から本当に速攻で返ってきますね。
あと、入会を迷ってる人はやっぱり決意が必要だと思います。専門学校に何十万とか何百万とかという授業料を払うわけじゃないですか。試験通るために何十万何百万とか払っているのに、月1万5千円ケチってどうすんだっていう感じです。士業もビジネスなんだから、そういう投資も必要なわけです。勉強する投資はするのに、ビジネスに投資しないのはおかしいと。専門学校に何百万も払うのに数万円のDVDが払えないということはありえないでしょうと。それだけかどうかはよくわかんないですけどね。

イ:最後に、今後開業される方へのメッセージがありましたら教えてください。

蔵:メッセージですか?そうですね・・・士業で独立しないっていう方向があるんですよね最近。弁護士なんかは前からそうですけど。大規模化して、そこに総合事務所で。大企業に就職したいから税理士を取る人もいるようです。

全員がそうじゃないけど、そんなんなら最初から元の勤めた会社辞めなきゃいいだけの話であって、自分でやるために資格取ったんだからやはり独立を目指すのが良いと思います。世の中の人はみんな独立しても食えないとか言うけど、私の実例でわかるように、そんなことはないんです。やり方によって、LEGALBACKSで知識つけてやればできますので、そこは恐れずにという感じです。

特に税理士は独立しても勤められますからね。死にはしないです(笑)。別にバイトしたっていいんです。私もしてましたし。独立して自分でやってるけど、なんか人をちょっと手伝ってるとか。別にそれでいいわけですから、なんとか食っていければ。独立は諦めずやっていってほしいっていうのが一番のメッセージですね。

イ:最後に心強いメッセージをありがとうございました。以上でインタビューを終了させていただきます。ご協力、ありがとうございました。