手塚宏樹様
司法書士

年収1000万円を超えた司法書士事務所のLEGALBACKS活用術
- 開業の期待と不安。試験合格まで。
- インタビュアー(以下、「イ」):まずはじめにお尋ねしたいのですが、手塚さんが資格という分野に興味を持たれたのはいつ頃ですか?
手塚宏樹さん(以下、「手」):資格に興味を持ったのは・・・私はサラリーマン経験が2社ありまして、2社目を辞めようかどうしようか考えてる時ですね。3社目に転職するという選択肢もありましたけども、2つの会社でうまくいかなかったので、あとは独立かなと。特に手に職もなかったので、資格を取ろうかなと、安直なスタートですね。最初は。
イ:開業はいつになりますか?
手:それが平成14年の夏ぐらいです。7年前ですね。興味を持ってすぐに勉強始めました。会社を辞めて勉強を始めたので先行きは不安でしたが。
イ:なぜ数ある資格の中から、司法書士を選ばれたのですか?
イ:消去法です。消去法というのは、まず一番独立まで・・・勉強始めてから独立するまで期間が短そうだっていうことですね。というのは、試験の難易度というのもありますし、あとは合格後に研修があるとかないとか、実務経験が必要だとか・・・税理士さんとかは実務経験2年・・・たしか・・・そういうの司法書士はないんですね。受かっちゃえばすぐ登録できると。とにかく早く独立して、生計を立てたかったので。
イ:ちなみに、検討された他の資格というのは?
手:知名度があるものなど。あとは一方的なイメージですね、取ったら何とかなるんだろうな的な弁護士とか税理士とかですね。どの資格者にも会ったことがなかったですから、結果として自分の中で消去法を使って決めました。
イ:そのご判断は、今振り返ってみてどうですか?
手:結果的にスケジュール通り開業を・・・ちょっと前倒しで出来ましたから、よかったと思いますね。
イ:ところで、差し支えない範囲で結構ですので、資格を取る前にどんな仕事をされていたのか教えていただけますか?
手:1社目就職した会社が証券会社で、個人客相手の営業職。新規開拓が中心ですね。飛び込みでインターホンを鳴らしまくったし(笑)、ポスティングもしたし、電話かけてアポ取りもやったし、なんでもありですね。2社目が総菜屋の店長ですね。そこは2年くらいですね。
イ:店長ということはスタッフの方もいらっしゃったんですか?
手:あとは全部アルバイトですね。18歳の女子高生から50代半ばの主婦まで全員女性。そのとき、もう24・5だったので難しかったですね。
イ:それでは総菜屋さんを退職されてから勉強を始められた?
手:ですね。結婚して半年ぐらいのときですね。
イ:奥さんはびっくりされたのではないですか? 応援してくださったのですか?
手:びっくりですよね(笑)。応援というか、脅かされましたね。落ちたら離婚をほのめかされましたね。だから受かったんでしょうね、きっと(笑)。
イ:試験に合格されてから開業されるまでの経緯を簡単に教えていただけますか?
手:平成16年の夏の試験に受かりまして、2週間、3週間くらいですぐに働く事務所を探し始めましたね。すぐに働くとこ決めて16年8月から17年の7月一杯まで。ちょうど1年、補助者ですね。経験をして一通り学ばせてもらって、それで17年9月に独立ですね。最初、独立しようかなと思ったきっかけというのが、予備校での講師の仕事が来たので、とりあえず生活費はなんとか確保できるかなというのがあって独立に踏み切りましたね。
イ:開業されてから実際大変だったことなどがあると思うんですけれども、一番印象に残っていることはなんですか?
手:一番大変なことは、やっぱり時間の使い方で、家庭とビジネスに使う時間の割り振りですね。どうしても意識していないと仕事ばっかりになってしまって、家庭のほうが疎かになってしまうというところが・・・。今でも課題なんです。3歳と1歳の子供もいますし。
LEGALBACKSに入って1年ちょっと経ったくらいなんですけども、特にそこからあと、やれば効果があるというのが面白くて、どんどん仕事に割く時間が増えていってしまって・・・で、逆にというところがあるんですね。開業当時は・・・予備校での仕事が夜ばっかりなので、元からプライベートの時間が少なかったかもしれないですね。
イ:家族の時間を取るために工夫されていることはありますか?
手:横須賀さんに今年の初めぐらいに教えてもらったんですけども、スケジュールをちゃんと家族の時間を確保したほうがいいんじゃないですか?っていうので、今も実践しています。 - 「横須賀さんからの1通のメールで決めました。」
- イ:LEGALBACKSを知っていただくきっかけは何だったのですか?
手:たぶんインターネットの広告だったと思います。LEGALBACKSに入ったのが去年の9月ですから、その一ヶ月くらい前に知りました。去年の夏ですね。「若い!おおっ!」て思いました。たぶん、独立したての人が対象なのかなっていう印象を受けたんですけども、その時に僕はもう3年ぐらい経ってましたが、たぶんもっといけるんだろうなと思って興味を持ちましたね。
イ:ホームページをご覧いただき、実際にご入会いただいたと思うんですけれども、そのきっかけなどはありますか?決め手ですとか。
手:決め手はメルマガが届いて、いつも一番下のところに「メール下さい。」って書いてあるじゃないですか。で、なんか送ったんですね。ちょっと今伸び悩んでいますだったか、そんな質問をメールでお送りしたら、すぐにすごい長いメールが返ってきて、「わぁー」と思って。で、即ですね、申し込み。
イ:直接、横須賀とのやり取りがきっかけだったということでしょうか?
手:そうですね。
イ:そのときに何か不安な点はありましたか?
手:不安はなかったですね。そのメール見て、これは信頼できる人だなと思って。他社のサービスとかとも比べませんでしたね。あんまりよく知らなかったし。そのメールで心を掴まれましたね。
イ:市販の開業本なども読まれたことがあると思うのですが、印象に残っている本はありますか?
手:全部の内容を覚えているわけではありませんが、行政書士の丸山学さんの本はいくつか読みました。司法書士で3年で売り上げ10倍だったか・・・そんなタイトルの本も読みました。税理士さんの書いた開業本も読みましたね。
イ:やはり得られるものはあるんですか?
手:やっぱり同じだと思いますね。司法書士でも税理士でも行政書士でも。
カリキュラムだけも、十分過ぎるほど。
イ:入会した後のことをお聞きしたいんですけれども、カリキュラムに音声セミナー(約10時間のセミナー)がありますが、お聞きいただいていかがですか?
手:これで元取ったなと。このカリキュラムでも元を取ったと思いましたね。
イ:ありがとうございます。
イ:その後の毎月のセミナーなどにもご参加いただいていると思うのですが、その毎月のセミナーに関してはいかがですか?
手:リアルで出席というのはほとんどないんですけれども、いただいたのは全部音声で聴いています。面白いですね。いろんな業界の方が来られてますから、話はもちろん面白いんですけれども、それ以外にも先月のリスティング広告も非常にためになりましたし、そういうのもあり、総合的に勉強できますね。
イ:士業以外の講師の方も結構多いですが、その点に違和感はありますか?
手:ないですね。異業種の話大好きです。あとはもう繰り返し聴いているっていう感じですね。
イ:メール相談ですとか、相談会などはどうでしょうか?
手:そうですね、相談会には2回か3回おじゃましましたね。相談会は5人くらいいるんですよね、質問者が。もちろん自分と開業時期が違う人がいるわけで、自分より早い人とかもいますので、非常に勉強になりますね。自分が思いつかないような質問が出てきますから。それに対して横須賀さんの答えがあって。これ、やってみようかなとか。ここ、やらなくちゃいけない。出来ていないとか。というのがありますから、自分の質問だけじゃなくて、役に立ちますね。 - やはりカリキュラムで決まり。
- イ:LEGALBACKSの良い点を3つ教えていただけますか?
手:最初のカリキュラムがもう決まりっていう感じで、あれ全部やったらもう年収1千万、絶対いけますよね。僕、まだ全部出来てないんです。全然。今の時点でも。まだまだやることが一杯あるんですけども・・・。まだまだたまにテキストを見てみると、これまだじゃんということがありますから、楽しみですね。今度これやろうと。
入会する前って、やっぱり横須賀さんってどんな方なんだろうっていうのが、たぶん皆さんあると思うんですけども、実際お会いすると、すごいざっくばらんじゃないですか。横須賀さん自身、これが1つかな。何でも聞ける雰囲気がありますね。
イ:特にサイトの写真の印象と違うと言われる機会が多いようですね。
手:かも知れないですね。やはり、会の主催者とか、セミナーの講師されてる方とか、こんなん聞いていいのかなあ?とかあると思うんですね。でもそういう威圧感のようなものは、横須賀さんにはないですね。何でも聞いてよさそうな雰囲気です。
あともう1つはやっぱり横須賀さんもおっしゃってるけど、士業の仕事は他の士業の方と絡む。その出会いの場が毎月あるというのがいいですよね。
イ:天才塾のカリキュラムと横須賀のパーソナリティ。士業同士のコミュニケーションが生まれるというこの3つですね。
手:そうですね。 - かけた投資は必ず返ってくる。
- イ:今後なんですけれども、LEGALBACKSのサービスへのご要望ですとか、改善点などがありましたら、ぜひお聞かせください。
手:特に不満は無いんですけれども、たぶんこれはSNS(※)立ち上げられた趣旨にも入っていると思うんですけれども、もっとこう東京とかじゃなくて、多摩地域とかでランチ会を勝手にやりますみたいな、地域ごとの集まりなんかがあってもいいですね。たぶんより近いほうが紹介もあると思うので。自分でもSNSでそういうのをやればいいんですよね。やってみます。
※LEGALBACKSには現在会員専用のSNS(ソーシャルネットワークサービス)がある。会員であれば無料。
イ:あとはどうですか? セミナー内容のご要望や、講師のご要望などは?
手:セミナーは、いろんな人がいるから、自分が考えて申し込むだけだったら聞かないような先生も聞けるので、そこは特に不満はないですね。不満というか、良いところです。
イ:今実際にLEGALBACKSへのご入会を検討していらっしゃる方も多いと思うんですけれども、入会を迷っている方に何かアドバイスみたいなものがあったらお願いします。
手:やっぱりアーリーステージの方ですね、きっと。たぶん、そのくらいって1万5千円って、ちょっとどうしようかなって迷う金額かも知れないですけれども、余裕でペイしますので・・・いいところはカリキュラムの中に書いてあることが、本当に具体的なので、言葉は悪いですが、真似すればいいだけなんですね。
イ:横須賀の手法などは真似しやすいでしょうか?
手:しやすいですね。具体例がバンバン載ってますから。例えば名刺ひとつとっても、少し名刺を変えるだけで全然違いますからね。名刺に対する意識というだけでも価値はあります。絶対信じていけば効果が出るってことは言えますね。
イ:逆に入会しないほうがいいなと思う人は?
手:実行しない人でしょうか。おんぶに抱っことか。LEGALBACKSのカリキュラムは素晴らしいけれども、自分で絶対この目標を達成するんだっていうのがないとやっぱりそれはきついところですね。目標は、今はなくても、後からでもいいと思うんですけれども・・・入る段階で自分に対して約束するってことが必要だと思いますね。入ったから、何も考えないでうまくいくということはないと思うので・・・
イ:最後の質問になりますけれども、今後の手塚さんの抱負を聞かせていただけますか?
手:抱負ですか?本を出したいと思っております。今は相続、それから会社の登記と2つをメインでやってますけれども、相続のほうで出したいと思っています。司法書士って相続が起こったあとに依頼が来ることがほとんどで、不動産の名義を変えるとか、亡くなった人から子供に変えるとかいうのがほとんどなんですけれども、そこで感じるのは、相続人同士でもめちゃうっていうケースが結構あってですね。
うちの実家もそうだったんですけれども、祖母が亡くなって、うちの父と伯母がもめてしまって・・・。
防ぐためには、ひとつ遺言を書くという方法があるんですけれども、遺言さえあれば、こんな争いは起こらなかったのにとか、もっと手続きを簡単に進められたのにとか、そういうのをいろいろ見てきて、遺言というものをもっと広げていきたいというのが今のテーマですね。
今というよりずっとのテーマですけども。知識がないために準備をしない方が多いので、やっぱり知識を持っている者が伝えるというのが貢献だと思いますので。それを本にして伝えたいですね。
イ:今日は長時間にわたるインタビューにお答えくださりありがとうございました。
手:ありがとうございました。 - 手塚宏樹司法書士 プロフィール
- 司法書士。遺言の作成を通じて相続争いを予防し、家族の絆を守る「遺言作りの職人」。
実家の相続争いにまきこまれた苦い経験から、相続専門家としての道に進み、
全国300名以上の相続専門家とのネットワークを構築。
暗号のような戸籍の読み解きをこれまで3000件以上行ってきた経験に基づき、家計図より浮かび上がる様々な人間模様からトラブルの芽を嗅ぎ分け、遺言作成による相続争いの予防をアドバイスする。「遺言は保険と同じ。元気なうちに準備しろ」 や 「妻への最高のプレゼントは 『全ての財産を妻に相続させる』 と書いた夫の遺言」 など、相続について現場経験に裏づけされた独自の思想を持ち、遺言作成により、相続争いで崩壊する家庭や相続手続で苦労する相続人をなくすことを生涯の仕事とする。